top of page
​適応疾患
腰痛

​腰痛・座骨神経痛

こんな症状で悩んでませんか?

  お辞儀をすると腰が痛い

  後ろに反ると痛い  

  朝起きるときにつらい

  足に痺れがある

  長時間座ってるとつらい

腰痛(ようつう)

 

腰痛の分類

一言で腰痛と言っても、その症状や原因は多岐にわたります

前に倒して痛いもの、後ろに倒れて痛いもの、腰の上の部分が痛い、下の骨盤のあたりが痛い、急に痛くなった、もう何年もずっと痛い、などなど腰痛の患者さんの数だけ症状は沢山あります

 

はっきりとした異常所見(椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄など)が無い場合に腰痛症と診断され、腰痛のほとんどがこの腰痛症に分類されます

原因も、本来患者さんの数だけあるわけですが、ここでは大まかに分類します

1. 急性腰痛症

急性腰痛症は一般にはぎっくり腰といわれ、主に朝起きたひょうしや、クシャミ、重いものを持った瞬間に突然痛みが腰にはしり、ひどい場合は少しも身体を動かせないほどの激しい痛みに襲われます。

 

急性腰痛症になる方はもともと慢性腰痛症がある方がほとんどで、もともと腰の筋肉の一部が固まって本来もっている柔軟性がない状態のところに何らかの外力が加わって、筋肉およびそれを包む筋膜に傷がつき、発症します。

 

椎間関節性腰痛症

腰痛の原因が腰椎の椎間関節にある腰痛の総称

急性症は急な腰痛(ぎっくり腰)の代表的な疾患

何か運動した際に椎間関節に炎症が発生し、それが周囲の筋肉や関節包に異常緊張をひきおこし痛みとなります

 特 徴 

ほとんどは腰椎の下部で発生し、痛みの範囲も腰椎から仙骨部のあたりの比較的真ん中あたりのことが多いです

鍼灸の適応可能疾患

 

筋・筋膜性腰痛症

腰周辺の筋肉及び筋膜の過伸展、部分断裂、過緊張、炎症などが原因の腰痛

椎間関節性腰痛についでぎっくり腰の要因に多い疾患

 特 徴

椎間関節性腰痛よりも外側に痛みが発生することが多い

運動して、その時はそうでもなくても徐々に痛みが強くなってくる事も多いです

鍼灸の適応可能疾患

アンカー 1

2. 慢性腰痛症

慢性腰痛症は日々の生活習慣の中で、腰に蓄積された疲労が腰およびその周りの筋肉を硬くし、血流障害をおこして痛みや重い感じなどの不快な症状を感じます。

慢性腰痛症の原因になる生活習慣

 

・ 長い時間の同じ姿勢

・ 運動不足

・ 長時間の車の運転

・ 極端に片方の側の身体を使うくせ

・ 過度の運動

・ 肥満

・ 冷たいもののとりすぎ

・ ストレス

 

 などが考えられます

アンカー 2
注意が必要な腰痛

以下にあげる疾患は基本的に鍼灸不適応です

すぐに病院に行って下さい

 

内臓性腰痛症

内臓の病気によって腰に関連痛を起こしている状態

子宮頸がん、腎臓結石など

 特 徴

腰の痛みが動作によって影響されない。つまり安静にしても自発痛がある

 

脊椎・脊髄の腫瘍

 特 徴

自発痛が激しく、安静にしても徐々に痛みが増していく

アンカー 3

腰痛の治療と対処法

まずは検査をして患者さんの腰痛が治療

可能か判断します。

上にも少し書きましたが、腰痛をわずか

っている人のほとんどが、原因不明の腰

痛症です

なぜ原因不明かというと、病院での画像

診断に異常が見つからないため、とりあ

えず腰痛症と診断されてしまうわけです。

しかし、腰痛には画像に写らなくてもか

ならず原因はあります。筋肉の硬結、筋膜のねじれ、画像に写らない微小な神経の圧迫など病院で発見できない腰痛をわれわれ治療家は手で触る事で鑑別する事が出来ます。

あきらめないでください

 

急性腰痛

急性腰痛症の場合、まずは安静が第一です。無理に動いて患部の傷(炎症)がひどくなってはいけないので、痛めた直後は横向き寝で患部を冷やすと少し治まります。また、安静にしていても痛みが変わらずもしくは悪化する場合には尿路結石や重度の椎間板ヘルニアなどが考えられるので、すぐに病院に診てもらうほうが良いでしょう。少し動けるようになったら来院してください。通常1回の治療で痛みが半減することがほとんどです。

​慢性腰痛

慢性腰痛はわれわれ鍼灸指圧の治療院では非常にポピュラーな疾患で、肩こりと並んで数多くの方が来院します。鍼灸指圧の腰痛に対する効果は高く、必ず「楽になった」と実感していただけるものと思っています。

腰痛 マッサージ
アンカー 4

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)

下肢痛の中で最も多くの方が悩んでいる疾患で、骨盤から下肢の後面にかけてはしる「坐骨神経」の圧迫や損傷でお尻から脚に痛みや痺れをひきおこす疾患です。

下肢にはしる神経は、他に「大腿神経」「閉鎖神経」「外側大腿皮神経」

などがあり、それぞれで坐骨神経と同様に痛みや痺れをおこすことがあります。

しかし、頻度としては坐骨神経痛が一番多く、下肢神経痛=坐骨神経痛と言っても良いかもしれません。

 

整形外科の画像診断でもはっきりとした原因が見つからない事も多く、長年悩み続けている患者さんが非常に多くいます

アンカー 5

​坐骨神経痛の分類

1.椎間板ヘルニア

腰椎にある骨と骨の間のクッションが「椎間板」です。

椎間板は「髄核」という中心部分と、そのまわりの「線維輪」という弾性線維が網のようになって構成されています。

椎間板ヘルニアは、髄核中の物質が線維輪の断裂によってとびだし、馬尾神経や神経根を圧迫し、下肢の痺れや痛みとなります。

神経の圧迫の度合いは人それぞれで、重度の「排尿障害」や「直腸障害」を伴う場合は緊急手術の対応になります。

しかし、多くの椎間板ヘルニアは保存療法が治療の第一選択になります。

また、骨が飛び出しているわけではないので、最終的には飛び出した部分も吸収され、治癒に向かいます。

椎間板ヘルニアは骨の問題だから治らないと思っている方が多いですが、鍼灸治療により治癒を早める事が出来ます。

 

特 徴

10代から40代位の運動をしている人に多い

腰を前屈すると痛みや痺れが悪化する

2.脊柱管狭窄症

脊柱管とは、椎骨の椎弓と椎体によって囲まれた部分(椎孔)が縦に連なる長い管のことで、その中に馬尾神経が通ります。

脊柱管狭窄症とは、腰部の脊柱管が加齢などの原因で狭くなりその中を通る神経を圧迫し下肢の痛みや痺れをきたす疾患です。

これもヘルニア同様、重度の場合は手術の対応になりますが、一般的には保存療法が主流です。

ヘルニア同様鍼灸治療により痛みを軽くしたり、治癒を早めることが可能です。

 

特 徴

50代以降の年代に多い。

歩いていると段々しびれてきて、しばらく腰を丸めていると楽になってきます

腰を後屈すると悪化する事が多い。

先にも述べましたが、坐骨神経痛は画像診断でもはっきりしないことも多く、原因不明で長年悩み続けている方が多くいます。

個人的には坐骨神経痛を治すには鍼灸治療が一番いい方法だと思います。

是非あきらめる前に一度治療してみる事をお勧めします。

アンカー 6

症例1

主訴      急性腰痛  年齢 17  性別 男性

症状  ダンスをしていて急に右腰に痛み

治療歴 特になし

治療経過

急性の腰痛の典型的状態

1回目=腹部の筋肉の過緊張をとると痛みは半減した。

     若いので回復も早いと思う。柔軟の仕方を指導して終了。

症例2

主訴  腰痛  年齢 70代   性別 女性

症状  腰痛 右股関節痛

治療歴  10年以上前にブロック注射、あまり変わらず

治療経過

歩くのもつらい様子で脚を引きずるようでした

1回目の治療で右股関節がだいぶ楽になった、でもまだ腰痛があるとの事で1週間後に2回目

2回目で腰もかなり改善。まあ高齢でもあり、その後は痛くなったら来るような感じで

 

初回から考えるとほとんど痛みのない状態が続いている。姿勢も良くなった。

アンカー 7
bottom of page